ネパールはヒンズー教や仏教といった異なる宗教が共存するため、「世界一神々が多く住む国」といわれており、多くの文化遺産と自然遺産を有する南中央アジアにある美しい国です。国土は世界最高地点エベレストを含むヒマラヤ山脈および中央分丘陵地帯と南部のタライ平原から成る長さ約885 km、幅約145-241 kmのほぼ長方形の形状をしており、その面積は、日本の北海道と九州と四国を合わせた面積にほぼ等しい147,516㎢です。北部を中華人民共和国、東部、西部、南部をインドと隣接する内陸国であり、地図上の座標は、北緯28度、経度84度、緯度は奄美大島とほぼ同じです。豊かな自然の中30以上の民族が暮らす多民族国家であり、総人口は約2,886万人、公用語はネパール語ですが、英語も広く使われており、その他20以上の異なる民族の言語が使われる多言語国家でもあります。主要都市は、首都のカトマンズ、ラリトプル、バクタプル、ポカラなどがあり、首都のカトマンズの気候は、6月~8月が1年で最も暑く平均気温は約23℃。1月が1年で最も寒く平均気温は約10℃です。日本との時差は3時間15分あり、日本の方が3時間15分進んでいます。ネパールの国旗は世界で唯一長方形ではない、独自の形状をしています。
ネパール経済における主要産業は農業であり、人口の65%が従事しています。
ネパールは、エベレスト山脈をはじめとする世界最高峰の山々や美しい湖や田園風景、満天の星空など風光明媚な大自然を有する国であり、その美しい大自然の中、多くの民族が互いの文化や慣習を尊重しながら調和する素晴らしい社会を営んでいます。